NPO法人 日本統合医療推奨協会
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肺の分泌腺としての性格を持つ細胞、すなわち腺にできるがんで、非小細胞がんのほぼ半数を占めます。このがんの大半は肺の気管支の末梢部(肺野部)に生じます。6ヶ月ごとにがん細胞が2倍になる点では次の扁平上皮がんと同じですが、こちらの方が早く転移します。なかには肺胞に発生し、空気の通路を通って肺の他の場所に転移する型(気管支肺胞腺がん)もあります。
比較的男性が発生しやすいがんといえます。この場合の扁平上皮がんとは、気管支の内張りの細胞に生じるがんのことです。多くは肺の中央部の気管支(肺門部)に生じますが、肺の末梢部に発生することもあります。このがんは他の型より気管支の出血や潰瘍を起こしやすく、またがん細胞の数は6ヶ月ごとの2倍になります。他の型より転移はゆっくりと起こる傾向があります。
気管支の最も細かい部分に生じるがんです。その名の通り大きくて異常ながん細胞からなります。このがんは肺の外縁部に生じやすいものの、実際には肺のどこにでも発生します。他の非小細胞がんより成長が早く、3ヶ月ごとにがん細胞の数が2倍になります。また、比較的転移しやすいがんでもあります。なお、これらの分類は原発性の肺がん、つまり肺に最初に発生したがんについてのものです。他の場所で発生して肺に転移したいわゆる転移性、あるいは持続性のがんにはあてはまりません。
肺がんをはじめ、多くの場合1ヶ所に発生します。しかし、どこに発生しても、ある程度の経路を通って近くのリンパ節に転移していきます。そのため、どのリンパ節にがんが転移しているかを調べることにより、がんの進行状態をおおむね推測することができます。一般的には縦隔に最も近く、肺への出入り口(肺門)にあるリンパ節へと転移していきます。がん細胞が血液中に入った場合は、肺の他の場所、肝臓、脳、骨などほとんど全身に転移します。肺がんは、一度治療に成功したようにみえても、再発する可能性が非常に高いがんです。そのため、治療を受けたあとでも頻繁に検査(主にX線撮影と血液検査)を受ける必要があります。
胸膜液は通常、胸膜(肺を包んでいる薄い膜)の表面をなめらかに保つために少量作られます。胸水とは、この液が異常に多くたまることです。胸水にはいくつかの型があります。漏出性胸水とは、肺内の正常な圧力に障害が起こることにより引き起こされます。漏出性胸水の原因の中で最も多いものは、うっ血性心不全です。滲出性胸水は、肺疾患の結果として現れます。滲出性胸水の原因疾患としては、がん、結核、薬の反応、肺の感染症、アスベスト肺、サルコイドーシスなどが挙げられます。胸水の原因と型は胸腔穿刺により、液のサンプルを採取して調べます(局部麻酔をして肋骨の間から針を胸腔内に刺し、液を採取します) 。