胃がんの抗がん剤治療とその副作用

胃がんの化学療法には、手術と組み合わせて行う術前化学療法と、手術後に行う術後化学療法があります。ただし、化学療法の副作用は人によって程度に差があるので、効果と副作用をよくみながら行います。胃がんの10~20%では、HER2と呼ばれるタンパク質ががん細胞の増殖に関与しているため、治療前にはHER2検査が行われます。HER2が陽性の場合は、分子標的薬のトラスツズマブを併用した抗がん剤治療が行われます。

また、ヒト型抗VEGFR-2モノクローナル抗体であるラムシルマブが2015年3月に治癒切除不能な進行・再発胃がんを効能・効果として承認され、2015年6月より使用できるようになりました。それに伴い、胃がん治療ガイドラインの二次化学療法のパクリタキセル、ドセタキセル、イリノテカンの二次化学療法が現在の推奨度1から推奨度2に移動し、ラムシルマブ+パクリタキセルが推奨度1に変更になりました。

細胞が分裂し増殖する過程に抗がん剤は働きかけて、活発に活動する細胞の増殖を抑えます。がん細胞は活発に分裂、そして増殖する細胞なので抗がん剤の効果が期待されます。しかし、腸の細胞や髪の毛の細胞も活発に活動しているので、抗がん剤の影響を受けやすく、ほとんどの人に嘔気や脱毛、味覚障害などの副作用が現れます。また、腎障害や白血球減少などの重篤な副作用が発現すると、治療が中断され、再開も難しくなります。

胃がんの分子標的薬は、標的となるHER2タンパク質やVEGFRに結びつくことによりその効果を発揮します。標的分子が変化してしまったり、標的分子に関連する分子が変化することで、たとえよく効いていた人でも抗がん剤が効かなくなってしまうことがあります。抗がん剤の副作用を軽減させ、QOLを維持し、中断することなく続けるには抗がん剤の薬剤耐性がカギとなります。

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