皮膚がん

皮膚がんは皮膚のどの細胞が、がん化するかによって、大きく3種類に分けられます。「有棘細胞がん」「基底細胞がん」それに「メラノーマ(悪性黒色腫)」です。このうち、メラノーマは、極めて危険度の高いがんです。ちなみに日本人に発症しやすい皮膚がんは、「有棘細胞がん」「基底細胞がん」です。

皮膚がんの種類

有棘細胞がん

表皮の一番外側は死んだ細胞からなる保護膜で、そのすぐ下に、うろこのように平べったい有棘細胞(扁平上皮細胞)の層があります。この細胞が、がん化したものを「有棘細胞がん」といいます。このがんは様々な皮膚がんのうちで2番目に発症の確率の高いがんです。「SCC」ともいいます。有棘細胞がんは放置しておくと周囲のリンパ節に転移することがあります。

基底細胞がん

有棘細胞層の下には基底細胞の層が広がっています。ここに発生するがんが、皮膚がんのうち最も発症率の高い「基底細胞がん(基底細胞上皮腫)」です。「BCC」ともいいます。基底細胞がんのほとんどは顔面や頭部に生じます。このがんは周りの皮膚組織に広がることはありますが、一般に体の他の組織や臓器には転移しないとされています。

メラノーマ(悪性黒色腫)

皮膚がんの中で最も注意しなくてはならないのは「メラノーマ(悪性黒色腫)」です。これは、先程の基底細胞の中に散らばっているメラニン細胞が、がんになるものです。これとは別に、黒色のほくろ(色素性母斑)をつくっている細胞が、メラノーマを発症することもあるとされています。

メラニン細胞というのは、メラニン色素=黒色メラニンと黄色メラニンをつくりだす細胞で、「メラノサイト」とも呼ばれます。黒人のメラニン細胞は黒色メラニンをつくりだし、白人のメラニン細胞は黄色メラニンを多く産生します。日本人はその中間です。全てのがんの中で最も危険ながんの一つです。メラノーマはさらに以下の4種類に分けられます。

菌状息肉腫

皮膚がんに分類されるがんとして、他に「菌状息肉症」があります。これは、皮膚に存在するリンパ組織の細胞(主にTリンパ球)が、がん化するものです。Tリンパ球は白血球の一種で、免疫系の主役として体内に侵入した細菌や、ウイルスと闘う役割をもっています。菌状息肉症は、皮膚に生じ悪性リンパ腫の代表的な疾患ですが、日本人の発症率はあまり高くはありません。

皮膚がんの標準治療

有棘細胞がんと基底細胞がんの治療目的は、がんを完全に取り除くか、破壊することです。がんが早期に発見されて外科手術を受ければ、患者が死に至ることはほとんどありません。

外科治療

皮膚がんの治療では、状況によって切除手術・電気幹燥法・顕微鏡下手術・凍結手術・レーザー手術が選択されます。

化学療法

化学療法とは、抗がん剤を投与してがんを殺す治療法です。
しかし抗がん剤治療には吐き気・嘔吐・脱毛など様々な副作用が伴います。西洋医学を柱として、代替医療を取り入れる選択肢もあります。

《皮膚がんで使われる抗がん剤》

  • フルオロウラシル
  • シスプラチン
  • イリノテカン
  • ドキソルビシン

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