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吉田年宏著:がん患者一万人のがんと向き合う後悔なき選択より

すい臓がんを見事な治療計画で撃退したケース

50歳代のすい臓がんの男性の例。
このケースは少し詳しく経過を説明しよう。
平成18年の10月22日に相談のため来院された。
24日からフコイダンを飲用。
その後、放射線治療と並行して5-FUという抗がん剤を点滴。
12月27日の検査で腫瘍マーカーCEAが300から130に低下。
画像診断でも腫瘍がひと回り小さくなっていることが確認できた。
その結果を受けて、翌年1月から抗がん剤をジェムザールに変更して2回投与。そ
その結果、腫瘍マーカーは130から38にまで低下。
画像診断でも腫瘍がさらに小さくなったことが確認できた。
そして同年3月に腫瘍摘出手術を行い、4月から術後の抗がん剤治療が始まった。

すい臓がんは初期発見が難しく、進行してから発見されることが多い、がんの中でも怖いがんだ。
そのため、手術は難しく、このケースのように化学療法が中心の治療になるのが普通だ。
もちろん、平均的な治療成績も他の部位のがんに比べて悪い。

そんな中でこのケースは、そうは経験できな驚くべき結果といえる。
まさに化学療法と外科的治療、そして代替医療がタッグを組んだ見事な治療計画が奏功したケースといえると思う。

すい臓がんの場合、抗がん剤が効いて手術までもっていけるケースは本当に稀なのだ。
私も、大学病院時代に数多くの抗がん剤治療を行ってきたが、こうしたケースは初めてだった。


主治医も、病院始まって以来の快挙と喜ばれた。
最初は半信半疑だった家族も、お父さんのためにと高価なフコイダンを悔いが残らないようにと頑張って飲ませていた、その愛情と諦めない気持ちの勝利だったと思う。

どうだろうか、たとえ気休めであっても、余命宣告されていたとしても、決して諦めないことが大事だということがわかっていただけるだろうか。もちろん、いついかなる場合も、誰であれ、どんな状況でも助かるとは断言できない。
ただ、いつだって希望はあるとわかってほしい。

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