ナタマメエキス(con-a)のメイン画像

低分子化フコイダン+ナタマメエキスによる相乗効果


2002年より九州大学において低分子化フコイダンのがんに対する効果等についての基礎研究が行われております。
低分子化フコイダン単独でも抗炎症や抗がん効果など、多くの生物学的活性を呈することが報告されております。(文献1,2)
一方、ナタマメ(Canavalia gladiata、以下CG)由来抽出物にも培養がん細胞に対して細胞死誘導作用等を呈すると報告されております。(文献3,4)

これらの背景情報から、低分子化フコイダンとナタマメエキスを併用することで抗がん作用においての相乗効果が期待できると考え、低分子化フコイダンCGが開発されました。

ナタマメに含まれる成分


まず、ナタマメのみに存在する成分としてコンカナバリンA(通称Con-A)というレクチンとカナバニンというアミノ酸があります。
低分子化フコイダンCGに使われる白ナタマメには、それ以外にアミラーゼ、ウレアーゼ、サポニン、タンニン、トリプシンインヒビターなどの有用成分が含まれており、古くから健康茶や漢方薬として使用されています。


九州大学の基礎研究の中で、フコイダン処理を施したがん細胞の細胞表面糖鎖がどのように変化するか、様々なレクチンを用いて調べていた時にナタマメ特有のレクチンであるCon-Aだけが非常に強力にフコイダン処理後のがん細胞の細胞死を誘導するという結果が得られました。
Con-Aは古くから自然の免疫物質として注目され、がん細胞の増殖を抑制する作用を持つと報告されているため、Con-Aの効果によってがん細胞の細胞死が起きているのかを調べたところ、Con-A単独ではわずかな細胞死を誘導するに留まりました。

低分子化フコイダンにナタマメエキスを加えることで、低分子化フコイダンが有するがん細胞に対するアポトーシス誘導能を有意に増強させることができ、がん細胞表面の糖鎖構造の変化誘導だけでなく、がん細胞に対するアポトーシス誘導によってもがん細胞に作用し、悪性化したがんを良性に向かわせることができると考えられます。

※引用文献

【文献1、2】

●Teruya K, Kusumoto Y, Eto H, Nakamichi N, Shirahata S. Selective Suppression of Cell Growth and Programmed Cell Death-Ligand 1 Expression in HT1080 Fibrosarcoma Cells by Low Molecular Weight Fucoidan Extract. Mar Drugs. 2019 Jul 19;17(7):421.

●Takahashi H, Kawaguchi M, Kitamura K, Narumiya S, Kawamura M, Tengan I, Nishimoto S, Hanamure Y, Majima Y, Tsubura S, Teruya K, Shirahata S. An Exploratory Study on the Anti-inflammatory Effects of Fucoidan in Relation to Quality of Life in Advanced Cancer Patients. Integr Cancer Ther. 2018 Jun;17(2):282-291.

●Zhang Z, Teruya K, Eto H, Shirahata S. Induction of apoptosis by low-molecular-weight fucoidan through calcium- and caspase-dependent mitochondrial pathways in MDA-MB-231 breast cancer cells. Biosci Biotechnol Biochem. 2013;77(2):235-42.

●Zhang Z, Teruya K, Yoshida T, Eto H, Shirahata S. Fucoidan extract enhances the anti-cancer activity of chemotherapeutic agents in MDA-MB-231 and MCF-7 breast cancer cells. Mar Drugs. 2013 Jan 9;11(1):81-98.

●Zhang Z, Teruya K, Eto H, Shirahata S. Fucoidan extract induces apoptosis in MCF-7 cells via a mechanism involving the ROS-dependent JNK activation and mitochondria-mediated pathways. PLoS One. 2011;6(11):e27441.

●Ye J, Li Y, Teruya K, Katakura Y, Ichikawa A, Eto H, Hosoi M, Hosoi M, Nishimoto S, Shirahata S. Enzyme-digested Fucoidan Extracts Derived from Seaweed Mozuku of Cladosiphon novae-caledoniae kylin Inhibit Invasion and Angiogenesis of Tumor Cells. Cytotechnology. 2005 Jan;47(1-3):117-26.

文献3:Yau T, Dan X, Ng CC, Ng TB. Lectins with potential for anti-cancer therapy. Molecules. 2015 Feb 26;20(3):3791-810.

文献4:Liu Z, Luo Y, Zhou TT, Zhang WZ. Could plant lectins become promising anti-tumour drugs for causing autophagic cell death? Cell Prolif. 2013 Oct;46(5):509-15.


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