大腸がんの5年生存率は、病期(ステージ)と全身状態にとって異なります。ステージごとの生存率はステージ1で約91%、ステージ2で約81%、ステージ3は結腸がんの場合は約69%、直腸がんは約58%です。ステージ4の生存率は約13%未満となります。
大腸がんは罹患率・死亡率ともに増加傾向にあります。そして、2020年には胃がん、肺がんを抜いて男女合わせた日本人の大腸がんの罹患率は第一位になると予測されています。
大腸がんの症状について

早期の大腸がんの場合、症状はほとんどありません。また、進行した場合も便に血が混じるという症状が多いため見逃してしまう人も少なくありません。大腸がんの症状を頭の片隅に置き、出来る限り早期発見できる対策をしておくことも大切です。
大腸がんの代表的な症状は以下の通りです。
大腸がんの症状
- 血便、下血、下痢と下痢の繰り返し、便が細い、
- 残便感、貧血、お腹が張る、原因不明の体重減少
さらに大腸がんが進行すると、腸閉塞による腹痛や嘔吐も起こります。これらの症状は、大腸のどの部分にどの程度の大きさの癌ができているかによって異なります。腸の右側にできる盲腸がん、上行結腸がん、横行結腸がんでは大きくなるまで症状が出にくく、しこりとして発見されることが多いと言われています。腹部の張りや慢性的な出血による貧血も症状の一つとして見られます。

一方、腸の左側にできる下行結腸がん、S状結腸がん、直腸がんは下血や粘血便といった出血や便秘・下痢、便が細くなるなどの症状で発見されることが多いのが特徴です。
大腸がんの症状の中でも出現頻度が高い血便については、痔などの良性疾患でも同じような症状が起こります。大腸がんを早期発見するためには、異変に気付いたらすぐに消化器科、胃腸科、肛門科などの専門医を受診することがお勧めです。
大腸がんの危険因子

大腸がんの危険因子としては、ベーコンやハムなどの加工肉の摂取量の増加、そして野菜などの食物繊維の摂取量の低下といった食生活も大きく関係しています。その他にも遺伝子的要因として、直系の親族に家族性大腸腺腫瘍とリンチ症候群に罹った人がいる家族歴が知られています。
また、結腸がんでは、肥満も危険因子として挙げられます。喫煙や大量の飲酒も、大腸がんにとっては大きな危険因子となりますので、控えるようにしましょう。

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