外陰がんの80~90パーセントが扁平上皮がんです。これは、外陰部の表面をおおう皮膚の細胞が、がん化したものです。正常な細胞が扁平上皮がんになるまでには、ふつう長い時間がかかります。まず、外陰に異常な細胞(異形細胞)ができ、それが数年かかってがん細胞に変化するのです。がんになる前のこのような異常な状態を「前がん病変」といいます。
扁平上皮がんはほとんどの場合、発生してからも同じ場所に長くとどまっています(1~10年)。皮膚の表層内にとどまるこのようながんを上皮内がんと呼びます。そのがんは外陰のほかの部分や、膣、尿道をおかしていきます。また肛門にも広がります。さらにこのがんはリンパの流れに乗って、脚の付け根・太もも・骨盤・腹部の大動脈の周りのリンパ節に転移することがあります。まれに血流に乗って肝臓や肺などにも転移します。
扁平上皮がん以外の外陰がんには、悪性黒色腫(メラノーマ)・腺がん・肉腫・基底細胞がん・パージェット病などがあります。このうちメラノーマは色素細胞ががん化したもので、主に小陰唇やクリトリスに発生します。外陰にできるメラノーマの大半は比較的増殖が遅いとされていますが、約30パーセントは進行が速いとされます。また腺がんの大部分はバルトリン腺にできます。進行が速く治療が困難なこともあります。
外陰がんの標準治療
外陰がんの治療は一般的に手術を中心とし、それに化学療法(抗がん剤治療)や放射線治療を組み合わせます。
外科治療 | レーザー治療 |
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放射線治療 | 近接照射 / 外部照射 |
抗がん剤治療 | シスプラチン / フルオロウラシル / カルボプラチン / マイトマイシン / ブレオマイシン / シクロホスファミド/ イホスファミド など |
■化学療法について
化学療法とは、抗がん剤を投与してがんを殺す治療法です。
外陰がんの場合、クリームとして塗ることもあります。外陰がんの治療は外科手術が中心になりますが、抗がん剤治療や放射線治療を組み合わせて治療することもあります。しかし、抗がん剤治療には吐き気・嘔吐・脱毛などさまざまな副作用が伴います。西洋医学を柱として、代替医療を取り入れる選択肢もあります。
■フコイダン療法
がん治療において現代医学を補完する目的で、2004年から吉田医院の吉田年宏院長が取り組まれているのがフコイダン療法です。がん細胞の遺伝子変化に着目し、特に抗がん剤との併用で成果が上がっています。また、末期患者のQOL(身体的、精神的、社会的に自分自身が満足のいく健康状態)改善を図り、積極的な治療ができる状態に戻す意味においても評価を受けています。
外陰がんと抗がん剤治療
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