網膜芽細胞腫は、網膜の細胞になるはずだった細胞ががん化するものです。このがんは、網膜から眼球へ、さらには眼窩(眼球がおさまっている頭蓋骨の穴)へと広がります。また、視神経を通じて脳にも転移します。さらに血液に乗って全身に移動し、脊髄や肺にがんができることもあります。網膜芽細胞腫が発生するのは片目だけのときもありますが、遺伝性の場合には両目に生じることも少なくありません。
遺伝性の網膜芽細胞腫の患者では、まれに「第3の目」と呼ばれる脳の「松果体」という部分にも同時多発的にがんが発生します。ちなみに松果体は、目から光の情報を受けとってホルモンを分泌する器官です。
網膜芽細胞腫の標準治療
網膜芽細胞腫の治療は、かつてはがんのできた眼球を取り出してしまうのが普通でした。しかし最近では、患者の生活の質(QOL)も考え、できる限り眼球を摘出せずに治療を行うようになっています。とりわけがんがまだ初期の段階なら、凍結治療や光凝固治療、温熱治療などで視力をそれほど損なわずに治療を行うことができます。がんがある程度進行していても、化学療法や放射線治療によって眼球を残せる場合もあります。
外科治療 | 眼球摘出術 / 凍結治療 / 温熱療法 / 光凝固治療 |
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放射線治療 | 外部照射 / 近接照射(内部照射) |
抗がん剤治療 | ビンクリスチン / エトポシド / カルボプラチン など |
■化学療法について
化学療法とは、抗がん剤を投与してがんを殺す治療法です。
しかし抗がん剤治療には吐き気・嘔吐・脱毛など様々な副作用が伴います。西洋医学を柱として、代替医療を取り入れる選択肢もあります。
■フコイダン療法
がん治療において現代医学を補完する目的で、2004年から吉田医院の吉田年宏院長が取り組まれているのがフコイダン療法です。がん細胞の遺伝子変化に着目し、特に抗がん剤との併用で成果が上がっています。また、末期患者のQOL(身体的、精神的、社会的に自分自身が満足のいく健康状態)改善を図り、積極的な治療ができる状態に戻す意味においても評価を受けています。
網膜芽細胞腫と抗がん剤治療
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