ユーイング肉腫

ユーイング肉腫は、筋肉や神経などの軟らかい組織(軟部組織)や、骨にできる悪性腫瘍です。1921年、アメリカの医師ジェームズ・ユーイングは、新しい種類の骨の腫瘍を見つけました。これは、それまでに知られていた骨のがんである骨肉腫とは異なり、放射線によって破壊されやすい性質をもっていたのです。そこでこの腫瘍は、彼の名をとって「ユーイング肉腫」と名づけられました。

後に、ユーイング肉腫は骨だけでなく、体の柔らかい組織にも生じることがわかりました。さらに、神経のがんのひとつである神経外胚葉性腫瘍も、ユーイング肉腫の細胞と同じ特徴をもつと報告されました。いまでは骨の腫瘍だけでなく、これらの腫瘍をまとめてユーイング肉腫と呼びます。また軟部組織ににできる腫瘍を軟部ユーイング肉腫と呼ぶこともあります。

ユーイング肉腫群の90パーセント近くは骨に発生します。この肉腫の仲間は、子どもや青年が発症しやすいことで知られています。悪性度が高く、このがんに対して化学療法が行われる1960年代まで、ほとんどの患者が死に至りました。しかし今では、半数以上の患者が助かるようになっています。

ユーニング肉腫の治療方法

一般的な治療法は、まず化学療法を行って病巣をできる限り小さくした後、手術で確実に切除します。その後、残っているかもしれない病巣や転移しているかもしれない腫瘍細胞を殺すため、長期にわたって化学治療を続けます。子どものユーイング肉腫とその仲間の肉腫に対しては、放射線治療と化学療法を組み合わせる治療法が効果をあげています。

外科療法

がんとそのまわりの組織を大きく切除し、手足を残す方法が一般的です。ただし、がんのできた場所や大きさによっては、切除をまぬがれないこともあります。

化学療法

手術前に6~12週間の化学療法を行い、手術後さらに半年~1年にわたって治療を続けます。またがんが肺などに転移しているときには「超大量化学療法」を行うこともあります。これは、がんを確実に死滅させるような大量の抗がん剤を投与するというものです。その他、転移があるものなどの場合に抗がん剤治療が行われます。

《ユーニング肉腫で使われる抗がん剤》

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