膀胱がん

一般に膀胱がんと呼ばれる悪性腫瘍は、膀胱の内側を覆っている粘膜に発生したがん(移行上皮がん)をいいます。このがんだけで膀胱にできる悪性腫瘍全体の約90%を占めています。この移行上皮がんはさらに、大きく次の3種類に分けられます。

■乳頭状がん

膀胱の内側に突き出るようにできるがんで、マッシュルームやカリフラワーのような形をしており茎の部分が粘膜に付着しています。乳首(乳頭)にも似ていることから「乳頭状がん」と呼びます。乳頭状がんは成長しても粘膜層にとどまっていることが多い(表在性)ので、治療は比較的容易です。しかし、放置するといくつも同時に発生することがあり、次第にに悪性度が高くなります。そして、粘膜層の下の筋肉層に浸潤すると、治療が困難になっていきます。

 

■非乳頭状がん

がんが、こぶのように盛り上がったり、粘膜の内部で成長し、粘膜が腫れたような状態になります。がん病巣の表面はなめらかですが、膀胱の壁を貫通して膀胱の外の組織に浸潤したり、他の臓器に転移を起こしやすい性質をもつ悪性度の高いがんです。

 

■上皮内がん

がんはほとんど盛り上がらず、粘膜層にそって水平に広がるもので、放置すると粘膜の下の組織にも浸潤します。膀胱から発生する悪性腫瘍のうち、これらを除く残り10%を占めるまれながんには、扁平上皮がん・腺がん・非上皮性の筋肉や脂肪細胞から生じた肉腫があります。これらのがんはひと口に膀胱がんといっても、それぞれ性質が異なります。そのため治療法も異なります。

また、膀胱がんは多発する傾向があり、さらに尿路(腎臓から尿道に至る尿の通路)上流である尿管や腎盂にも同様のがんが発生することがあります。膀胱がんは一般的に男性が効率で発生し、女性の3倍以上です。年齢的には40歳以上に多く、高齢になるほど発症率は高くなります。

 

主な治療法

膀胱は尿をためたり排出するという機能を持っています。そのため膀胱がん治療のために膀胱を摘出すると、たとえ生命が維持されてもこれらの機能が失われ、生活の質(QOL)が著しく低下します。 現在の膀胱がんの治療法は主に外科的な切除です。しかし患者の病状に合わせて、放射線治・療化学療法・免疫療法なども用いられます。

外科治療 膀胱摘出 尿路の変更
放射線治療 対外照射
抗がん剤 マイトマイシン / ドキソルビシン / メソトレキサート / ビンブラスチン / シスプラチン / タキソール など

 

■化学療法について

化学療法とは、抗がん剤を投与してがんを殺す治療法です。
膀胱がんは抗がん剤の効果が最も高いので、ほとんどの治療に抗がん剤治療を行ないますが、抗がん剤治療には吐き気・嘔吐・脱毛など様々な副作用が伴いますので、副作用が少ない代替医療を取り入れる選択肢もあります。

 

■フコイダン療法

がん治療において現代医学を補完する目的で、2004年から吉田医院の吉田年宏院長が取り組まれているのがフコイダン療法です。がん細胞の遺伝子変化に着目し、特に抗がん剤との併用で成果が上がっています。また、末期患者のQOL(身体的、精神的、社会的に自分自身が満足のいく健康状態)改善を図り、積極的な治療ができる状態に戻す意味においても評価を受けています。

 

膀胱がんと抗がん剤治療

膀胱がんと抗がん剤治療

大腸がんを治すため今からできること

お問い合わせ先

NPO法人日本統合医療推奨協会では、フコイダン療法やがん統合医療についての無料相談窓口を設置しております。臨床に基づいた飲用方法、がん治療についてのお悩みがございましたら、お気軽にご相談下さい。

お電話が繋がらない場合は、氏名・ご連絡先・お問い合わせ内容をご入力の上info@togoiryou.comまでメール送信下さい。

資料もご用意しております。

フコイダン療法についての無料レポートをご用意しております。お電話または資料請求フォームよりご請求下さい。