2021年度-低分子化フコイダン最新研究報告2

前回の低分子化フコイダンのがん細胞多剤耐性抑制効果についてに引き続き、今回はがん幹細胞に対する低分子化フコイダンの効果についての照屋輝一郎助教の発表を紹介いたします。

 

がん幹細胞に対する低分子化フコイダンの効果

 

悪性腫瘍はがん幹細胞(親となるような細胞)とがん細胞に分かれます。

三大療法は一般的ながん細胞には効きやすいが、がん幹細胞には効きにくいと言われています。

がん幹細胞は腫瘍形成能・自己複製能・分化細胞を生み出す・無制限に分裂可能といった特徴を持ちます。

 

今回の実験では、がん幹細胞のマーカーであるCD44(抗がん剤や放射線治療に対する抵抗性に関連)とCD133(腫瘍細胞の生存ならびに増殖を促進する役割を担う可能性が示されている)を用いて、がん幹細胞マーカー高発現細胞に対する5-FU(抗がん剤)と低分子化フコイダンの効果の検証が行われました。

 

まずは5-FUの処理をした時、5-FUの濃度を高くすると通常のがん細胞に対しての効果が強く、がん幹細胞は残ってしまうという結果となりました。

次に低分子化フコイダン処理をした時は、低分子化フコイダンの濃度を高くすると通常のがん細胞も細胞死に導きますが、がん幹細胞も顕著に減少しました。

 

この結果から、抗がん剤は普通のがん細胞に対しての効果はあるが、がん幹細胞が残ってしまうため再発しやすい。

しかし、低分子化フコイダン処理の場合はがん幹細胞にも効果があるため、腫瘍が小さくなり、がん幹細胞の比率が低くなるために再発しにくいのではないかと考えられます。

 

次回が今年最後の発表内容となりますが、低分子化フコイダンの表皮角化細胞への効果についてご紹介予定です。

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