ハーセプチンの効果と副作用について
ハーセプチンの効果と副作用について
ハーセプチン商品名:トラスツズマブ
は、癌の増殖に関係する特定の遺伝子を標的として攻撃する分子標的薬の一つです。
このページでは、ハーセプチンの作用と副作用、副作用の出現時期などを解説しております。

■抗がん剤の種類

分子標的薬
(抗HER2 ヒト化モノクローナル抗体)

■一般名

トラスツズマブ

■商品名

ハーセプチン

■製造・販売会社

中外製薬

■投与方法

点滴静注

ハーセプチン(トラスツズマブ)

ハーセプチンが適用となる癌

●乳がん
(HER2陽性に限る)

●胃がん
(HER2陽性の治癒切除不能の進行癌、再発胃癌)

ハーセプチンを使用するために

ハーセプチン商品名:トラスツズマブ
の治療を受けるためには、まずHER2タンパク質の有無を調べるかHER2検査を行う必要があります。HER2タンパクがどの程度あるかを見るためには、タンパクの量を調べるIHC法とタンパクをつくるもとになる遺伝子の量を調べるFISH法があります。どちらの方法も、手術や細胞検査で採取したがん組織を用いて調べます。
HER2が陰性の場合は、ハーセプチンでの治療はできません。

ハーセプチンの作用

がん組織表面にあるHER2タンパク質だけに作用し、がん細胞の増殖を阻害する分子標的治療薬です。点滴で投与され、

ハーセプチン商品名:トラスツズマブ
単独で使用する場合と、他の抗癌剤と併用して使用する場合があります。

さらに、ハーセプチンがHER2タンパクに結合すると、それを攻撃の目印として、身体に備わっているNK細胞などの免疫細胞が働き、がん細胞を破壊していきます。

ハーセプチンの治療で予測される主な副作用

ハーセプチン商品名:トラスツズマブ
の治療では、発熱、悪寒、悪心、嘔吐、疼痛、頭痛、めまい、発疹、無力症等の副作用が約40%の患者さんで報告されています。また、投与中または投与開始後24時間以内に多く現れるインフュージョン・リアクションというアレルギー症状は、初回の点滴のみに起こり、2回目以降はほとんど現れません。

その他の重篤な副作用として、間質性肺炎や骨髄抑制、肝障害、腎障害、脳血管障害なども報告されています。

ハーセプチンの治療で予測される主な副作用

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