肝細胞がんの再発予防・再発治療
肝細胞がんの再発予防・再発治療

肝細胞がんは根治的治療を行ったとしても、いまだ再発率が高く、これが大きな課題となっています。
そのため、肝細胞がんに関しては他の癌腫以上に治療後の経過観察はとても重要となります。

肝細胞がんは再発しても初発の時と同じ治療を行うことが可能で、再発であっても初発の肝細胞がんと同じ基準で基本的には治療方針が決められるため、肝機能の維持・改善はとても重要となります。

肝細胞がんの再発予防

肝細胞がんは根治的治療後も慢性肝炎や肝硬変による炎症が続いている以上、高い確率で再発が認められますが、肝細胞がんの再発予防に対する治療法に十分なエビデンスはありません。
しかし近年、B型肝炎やC型肝炎が起因する肝細胞がんにおいては根治治療後にインターフェロンなどの抗ウイルス療法を行うことで再発の抑制や生存率の向上に寄与する可能性があるとされてきました。
また、肝移植後の再発予防に関しては、移植後の拒絶反応を抑えるため、免疫抑制剤の使用が終生必要となります。
2005年頃より免疫抑制と抗腫瘍効果を併せ持つmTOR阻害薬が肝移植後の肝細胞がんの再発率低下を示唆する報告がされるようになり、日本でも2018年2月に保険適応となっています。

●根治的治療後の“経過観察”が重要

肝細胞がんの肝切除後の再発率は年率10%以上で、5年後には70~80%まで上昇します。また、穿刺局所療法後も1年で約18%、5年で72%となっています。再発しないことが一番ですが、完全に予防することは難しいため、肝内再発・肝外再発ともに早期発見であれば切除や薬物療法といった治療機会が得られる点から根治的治療後においては超高危険郡として定期的な肝臓がんの検査が勧められています。

―治療後の定期検査―
手術で肝臓がんを切除しても慢性肝炎や肝硬変は治っていないため、引き続きそれらの治療を行うとともに再発率の高い肝臓がんの早期発見に努めなければなりません。一般的には3~4か月ごとの超音波検査と腫瘍マーカー検査、6~12か月ごとにCT・MRI検査を行います。病院への受診の間隔は担当医が病理検査の結果を考慮して決めます。


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根治的治療後の再発に対する治療方法

肝切除や穿刺局所療法後に再発した場合の治療方法はガイドラインで初回肝細胞がんの治療アルゴリズムに準ずるべきであると考えられています。詳しくは肝細胞がんの治療方法のページをご確認ください。

肝機能を低下させないために

肝臓がんが根治しても、慢性肝炎や肝硬変による炎症の治療を続けていく必要があります。具体的な慢性肝炎や肝硬変の原因として「アルコール性肝炎」、「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」、「B型・C型肝炎」が挙げられます。
これらの治療を継続することで肝機能を守り、再発しても治療が受けられるように備えておくことが大切です。

●肝臓の健康を守る規則正しい生活

病院から肝臓の炎症を抑える治療(肝庇護療法)が行われることもありますが、規則正しく日常生活を送ることも肝機能向上には大きく役立ちます。

肝機能を守るための習慣
禁煙、禁酒、バランスのよい食事、適度な運動、ストレスを溜めない、便秘の改善、肥満にならない、食後30分間は横になって安静にして肝臓の血流を良くする

[肝硬変が進行し、むくみや腹水などがみられる時]
夜間の肝臓のグリコーゲン貯蔵量が不足してエネルギー不足になることを防ぐために夜食療法「LES:Late Evening Snack」という就寝前に軽く夜食をとる方法があります。
栄養過多で肥満になる恐れがある時は、朝・昼・夕の食事量を少しずつ減らして調整します。
※LESは国内外で肝硬変の栄養療法として認められるようになりましたが、正しく実施するために担当医や管理栄養士とよく相談しましょう。

抗炎症効果などを有する低分子化フコイダン

肝細胞がんは肝臓の炎症(肝炎や肝硬変など)が続いている以上、再発リスクは高いといわれています。
当会では病院による定期検診や生活習慣の改善とともに低分子化フコイダン療法への取り組みを推奨しております。
現在も基礎研究が行われている低分子化フコイダンには、抗炎症作用効果や肝障害に対する効果を含む広範な生理活性を示すことがこれまでんも研究から示されています。
詳しくは、低分子化フコイダン療法のページをご確認ください。

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