前立腺がんが疑われる場合、まずは前立腺がんかどうかを確定するための検査を行います。
前立腺がんと確定したら、治療方針を決めるための検査が行われます。

前立腺がんの有無を調べる検査

早期の前立腺がんでは、ほとんど自覚症状はありません。
健康診断などでPSA検査をして前立腺がんの疑いが出る方が多くいます。

1)PSA検査(血液検査)

PSAとは前立腺液に含まれるタンパク質で、がんにより前立腺組織が破壊されるとPSAが血液中に漏れ出し、増加します。
PSAは血液検査で調べられます。

基準値は一般的に0~4ng/mlとされ、PSA値が4~10ng/mlの場合、25~40%の割合で前立腺がんが発見されます。
ただし、PSA値が10ng/ml以上でも前立腺がんが発見されないこともあれば、4ng/ml以下で発見されることもあり、このPSA検査だけで前立腺がんの有無を確定することはできません。
PSA値が100ng/mlを超える場合には、前立腺がんが強く疑われ、転移している可能性もあります。

2)直腸診・経直腸エコー

直腸診は医師が肛門から指を挿入して前立腺の状態(表面に凹凸がないか、左右非対称ではないかなど)を確認する検査です。
経直腸エコーは、肛門から超音波を発するプローブという器具を挿入し、前立腺の大きさや形を調べる検査です。

3)前立腺生検

PSA検査や直腸診で前立腺がんが疑われる場合、最終診断のために行われるのが前立腺生検です。エコーで前立腺の状態をみながら、細い針で前立腺を刺して組織を採取します。

前立腺がんは1つの前立腺がんの中で多発することが多く、それぞれで悪性度が異なるケースもあるため、初回は10~16か所の組織採取を行います。

初回の前立腺生検でがんが発見されなかった場合、PSA検査を継続し、PSA値が上昇した時には再生検が必要となることもあります。

治療方針を決めるための検査

前立腺がんと確定したら、がんの広がりや転移の有無を確認するための画像検査が行われます。

1)MRI検査

前立腺内のどこにがんがあるのか、前立腺の外側へ浸潤していないか、リンパ節転移がないかをMRI検査で調べます。


2)CT検査

CT検査では、リンパ節転移の有無や肺転移の有無を確認します。


3)骨シンチグラフィー検査

がんの病巣に集まる性質をもつ薬剤を血管内に投与し、撮影して骨転移の有無を確認します。

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