CMF療法の効果と副作用について

CMF療法の効果と副作用について

CMF療法

■化学療法名

CMF療法

■読み

シーエムエフ療法

■適用となるがん

乳がん

■使用する薬剤名

シクロホスファミド(アルキル化剤) C-cyclophosphamide
メトトレキサート(代謝拮抗剤)   M-methotrexate
フルオロウラシル(代謝拮抗剤)   F-fluorouracil

3つの抗がん剤を組み合わせて行う化学療法の名前で、シクロホスファミド(エンドキサン)メトトレキサート(メトトレキセート)フルオロウラシル(5-FU)の名前の頭文字を取ってこの名前がついています。

■治療間隔

4週間隔で6クール

■副作用

シクロホスファミド白血球減少、出血性膀胱炎、脱毛、悪心、嘔吐
メトトレキサート肝障害、腎障害、口内炎
フルオロウラシル下痢、悪心、嘔吐、白血球減少、肝障害、色素沈着

何故、副作用は起きるのか?

「抗がん剤治療=副作用が怖い」と、多くの方がおっしゃいます。事実、当会にも副作用に関するご質問が数多く寄せられます。ではなぜ、副作用は起きてしまうのでしょうか?

その理由の1つは、抗がん剤ががん細胞ではなく、正常細胞を攻撃してしまう事にあります。抗がん剤は、がん細胞と正常細胞を区別することができないため、活発に分裂している細胞を攻撃していくのです。そのため、分裂が早い骨髄細胞や毛髪細胞が攻撃され、白血球減や脱毛などといった副作用がおこります。もう1つの理由は、がん細胞が薬剤耐性を持つことにあります。薬剤耐性を持ったがん細胞は、抗がん剤を受け入れなくなり、行き所がなくなった抗がん剤は、周りの正常細胞を攻撃してしまうのです。

いずれにしても、抗がん剤が効くことにより副作用は軽減され、さらに治療効果も格段に上がると言えます。しかし、現在の医療では薬剤耐性を抑制する薬がないのが現状です。

抗がん剤の効果を高める低分子化フコイダンとの相乗効果

低分子化フコイダンで臨床を行っている医師から、「フコイダンと抗がん剤を併用することにより。治療効果が高まる」と報告されています。九州大学の研究データにおいても、がん細胞だけを自滅させる「アポトーシス作用」や薬剤耐性を持たせないようにする「薬剤耐性抑制作用」などが確認され、国内外で発表を行っています。

(→フコイダン療法について)また近年の実験により、抗がん剤単体で治療を行った場合よりも、低分子化フコイダンを併用することにより相乗効果が得られることがわかり、第69回日本癌学会学術総会にて報告されました。

九州大学研究データ 抗がん剤とフコイダンの相乗効果

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