FOLFOX療法
■読み
フォルフォックス療法
■適用となるがん
大腸がん(術後抗がん剤治療、切除不能なステージ4、再発の1次、2次治療)
■使用する薬剤名
レボホリナート (アイソボリン) | FOL ? folinic acid (フォリン酸) |
フルオロウラシル (5-FU) | F ? fluorouracil (フルオロウラシル) |
オキサリプラチン (エルプラット) | OX ? Oxaliplatin(オキサリプラチン) |
FOLFOX療法はフロオロウラシル・レボホリナート・オキサリプラチンの3剤を併用する抗がん剤治療の略号です。使用される薬剤名の頭文字を取って名付けられています。フルオロウラシルは46時間の持続静注が必要ですが、皮下埋め込みリザーバーを使用することで通院治療が可能です。この療法は欧米を中心に日本でも大腸がんの標準治療のひとつです。


■副作用
末梢神経症状 | 約9割の方に症状がみられます。冷たいものに触れたり、飲食することで手足や口の周囲のしびれや痛みを感じたりします。 |
骨髄抑制 | 白血球や血小板が減少します。白血球が減少すると、発熱や感染を起こす可能性があります。 |
吐き気、嘔吐 | 吐き気や嘔吐、食欲不振など約6割の方に症状がみられます。治療当日に現れる急性のものと、治療後2~7日目に現れる遅延性のものがあります。下痢は約5割の方にみられますが、症状は軽いことが多いようです。 |
口内炎 | 約4割の方に症状がみられます。点滴後10~20日後に起こることが多いようです。 |
皮膚・爪 | 治療後数週間してから手のひらや足の裏にしびれや痛みを感じたり皮膚にしみができたり、爪が黒くなることがあります。 |
手足症候群 | 治療後数週間過ぎたころから、手のひらや足の皮膚が赤くなったりチクチク・ヒリヒリした感じや、知覚過敏、ほてりや腫れの症状がみられることがあります。 |
脱毛 | 治療後2~3週間過ぎたころから髪の毛が抜け始めますが、他の抗がん剤に比べて頻度は低いといわれています。 |

何故、副作用は起きるのか?
「抗がん剤治療=副作用が怖い」と、多くの方がおっしゃいます。事実、当会にも副作用に関するご質問が数多く寄せられます。ではなぜ、副作用は起きてしまうのでしょうか?
その理由の1つは、抗がん剤ががん細胞ではなく、正常細胞を攻撃してしまう事にあります。抗がん剤は、がん細胞と正常細胞を区別することができないため、活発に分裂している細胞を攻撃していくのです。そのため、分裂が早い骨髄細胞や毛髪細胞が攻撃され、白血球減や脱毛などといった副作用がおこります。もう1つの理由は、がん細胞が薬剤耐性を持つことにあります。薬剤耐性を持ったがん細胞は、抗がん剤を受け入れなくなり、行き所がなくなった抗がん剤は、周りの正常細胞を攻撃してしまうのです。
いずれにしても、抗がん剤が効くことにより副作用は軽減され、さらに治療効果も格段に上がると言えます。しかし、現在の医療では薬剤耐性を抑制する薬がないのが現状です。
抗がん剤の効果を高める低分子化フコイダンとの相乗効果
低分子化フコイダンで臨床を行っている医師から、「フコイダンと抗がん剤を併用することにより。治療効果が高まる」と報告されています。九州大学の研究データにおいても、がん細胞だけを自滅させる「アポトーシス作用」や薬剤耐性を持たせないようにする「薬剤耐性抑制作用」などが確認され、国内外で発表を行っています。
(→フコイダン療法について)また近年の実験により、抗がん剤単体で治療を行った場合よりも、低分子化フコイダンを併用することにより相乗効果が得られることがわかり、第69回日本癌学会学術総会にて報告されました。

お問い合わせ先
NPO法人日本統合医療推奨協会では、フコイダン療法やがん統合医療についての無料相談窓口を設置しております。
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