5-fuの効果と副作用について
5-fuの効果と副作用について
5-FUファイブエフユー
は、多くの悪性腫瘍の治療で使用されている抗癌剤です。特に、大腸癌の化学療法において中心的な役割を担っています。
このページでは、5-FUの作用と副作用、副作用の発現時期について解説しております。

■抗がん剤の種類

代謝拮抗剤

■一般名

フルオロウラシル

■商品名

5-FU(ファイブエフユー)

■製造・販売会社

協和発酵キリン、トーワ

■投与方法

点滴静注

5-FU(ファイブエフユー)

5-FUの作用

5-FUファイブエフユー
は、DNAの合成に必要な物質のウラシルに似た分子構造を持ちます。がん細胞が増殖する際のDNAの合成や機能を阻害し、がん細胞の増殖を抑え、死滅させます。

5-FUの治療で予測される主な副作用

5-FUファイブエフユー
の主な副作用として、めまい、痺れ、倦怠感などの精神神経症状、脱毛や色素沈着などの皮膚症状、発疹などの過剰症状、腎機能や肝機能の低下、発熱などが挙げられます。また、下痢や出血性腸炎といった消化器症状、それに伴う脱水症状にも注意が必要です。重大な副作用として、高度の骨髄抑制や間質性肺炎、うっ血性心不全、肝機能障害や黄疸、急性腎不全もあります。

5-FUの副作用の出現時期については、下図をご参照ください。

5-FUの治療で予測される主な副作用

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