白血球のうち、リンパ球ががん化する病気が悪性リンパ腫です。悪性リンパ腫は主にリンパ節や扁桃腺などのリンパ組織に発生しますが、胃や肺などのリンパ組織以外の臓器にも発生します。
悪性リンパ腫は病理組織学的に多くの種類がそんざいしますが、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫にまずは大別されます。

悪性リンパ腫のタイプ

１）非ホジキンリンパ腫

非ホジキンリンパ腫の下に、さらB細胞リンパ腫とT/NK細胞リンパ腫に分けられ、そこからさらに分かれていきます。

2）ホジキンリンパ腫

ホジキンリンパ腫は悪性リンパ腫全体の約5％と発症数が少ないです。ホジキンリンパ腫は2種類に分けられます。

悪性リンパ腫の症状

最も認められる症状はリンパ節の腫大です。体の表面から触ることのできる首や足の付け根に腫瘤として自覚することもあれば、体内のリンパ節が増大することで、増大する部位による症状が認められることもあります。

また、臓器に直接腫瘤を作って症状を起こすこともあります。

治療中の生活について

悪性リンパ腫の主な治療は化学療法です。抗がん剤治療の影響により、白血球や赤血球、血小板が減少してしまうことで感染症にかかりやすくなるため注意が必要です。
過度に外出を控えたりする必要はありませんが、感染症予防のために帰宅時の手洗い、うがいはとても大切です。

治療中の仕事や旅行については、主治医に相談して決めるようにしましょう。

悪性リンパ腫の検査と治療