諦めない食道がん治療

食道がんのステージ、転移、適応となる治療など、ご自身の現状を把握できていますか？食道がんでは、進行の度合いが高いほど生存率が低くなり、予後不良となります。食道がんを治すためには、まずは現状を把握し、何が出来るのかを見つけ出すことが大切です。

今も使用できる抗がん剤の種類が少ない食道がんの治療では、限られた抗がん剤治療の中からどれだけ良い効果を出すのかがカギとなります。しかし、副作用や薬剤耐性の問題があり、最後まで治療をやり遂げられるのはほんの一握りです。

九州大学では、低分子化フコイダンとがん治療を併用した統合医療の研究が進められています。この低分子化フコイダンを使用した食道がん治療が、高い成果を発揮することが明らかとなっています。低分子化フコイダン研究の中心となっている九州大学の白畑實隆教授の研究については、医学研究において権威のあるスウェーデン国のカロリンスカ研究所のSten Orreniius名誉教授より、「フコイダンの研究も現実的ながんの治療という観点から大変重要である」とご講評され、同研究所にて4度の発表を行っております。

低分子化フコイダンの研究成果については、日本癌学会だけでなく世界癌学会等でも発表されております。

低分子フコイダン療法とは

食道がん治療に低分子フコイダンを補完することで、西洋医学だけの場合と比べると、治療効果には大きな差が生まれます。また、何らかの理由から食道がん治療から離れてしまった人にも低分子フコイダンが有効であるという結果が出ています。食道がん治療に低分子フコイダンを加えることが "フコイダン療法" です。

低分子フコイダンを使用した食道がん治療の中でも特にフコイダンの効果が現れるのは "抗癌剤治療" との併用です。同じ抗癌剤を使い続けているうちに、食道がん細胞は、自分を攻撃してくる抗癌剤を覚えてしまいます。これを薬剤耐性といいます。薬剤耐性を持った食道がん細胞に対して、その抗癌剤の効果は無くなってしまいます。抗癌剤の種類が限られている食道がんでは、薬剤耐性は大きな壁となるのです。低分子フコイダンは、この薬剤耐性を妨げる役割を持つと考えられています。薬剤耐性を妨げることにより、食道がん治療において効果のある抗癌剤を長く使うことができるので、治療成績も大幅に向上します。

低分子フコイダンの作用を利用し、抗癌剤や放射線治療の効果を存分に発揮できれば、食道がん完治の可能性も大いにあります。また、低分子フコイダンと食道がん治療を併用することで、間接的に抗癌剤の副作用を抑える効果も期待できます。低分子フコイダン療法を取り入れれば、QOL（生活の質）が高い状態で治療を行うことができるのです。

「副作用の影響で、食道がん治療が中断してしまった。」「主治医に見放されてしまった。」という方も、決して希望は捨ててはいけません。低分子フコイダンは、“癌細胞の遺伝子を安定化させる作用”についての研究が進められています。食道がん細胞の遺伝子が安定化すれば、それ以上の増殖・転移を防ぐことができます。また、食道がん細胞を安定化させることにより、癌が増殖する時間を稼ぐこともできるので、その間に抱えている問題（体力の向上など）の改善をすれば、西洋医学の治療に戻ることもできるのです。

フコイダンで食道がん治療

悪性腫瘍である食道がんは、遺伝子変異を続けながら浸潤し、リンパ節や多臓器へ転移します。この遺伝子変異を止めることができれば、食道がんの進行を遅らせることができます。この食道がん細胞の遺伝子安定化の役割を担うのが、低分子フコイダンです。

食道がん細胞が体内にある時に、低分子フコイダンを飲用することで、癌細胞が大人しくなり、転移や浸潤といった遺伝子変異に伴う弊害を阻害することができます。その間に、抗癌剤や放射線治療を行い、弱まっている癌細胞を叩くことで食道がん細胞を死滅させる確立も大きくなります。もちろん、食道がんの治療を行っていない場合であっても、低分子フコイダン単独の使用で延命効果に優位性があると言われています。また、低分子フコイダンを飲用することでの免疫力の向上も見込めます。

低分子フコイダンを食道がん治療に加えることにより、治療効果を高める癌の治療方法こそが「フコイダン・ダッシュ療法」です。低分子フコイダンは、単独使用で腫瘍がなくなるといった抗癌サプリと異なり、食道がん等の様々な癌の症例を医師臨床により蓄積し、科学的な検証を基盤としています。

九州大学 白畑教授の研究する低分子フコイダンを食道がん治療と併用することにより、西洋医学との大きな相乗効果を発揮することでしょう。